いいと思う漢方リンク集~注釈を添えて~

台風の影響で延期となった、
2018年10月14日(日)の山口県伝統生薬研究会の「腎陽虚」を中心とした講演は、
無事終了することが出来ました。
厚く御礼申し上げます。
また、別のメーカーになりますが、
2018年11月6日(アパホテル<山口防府>)の
山口小グループ漢方研究会の講師もさせて頂きました。

最近はインターネットが発達してきたおかげで、
調べ物が随分と楽になってきたものです。

山口県では医療の専門書が少々手に入れにくいです。

その点、助かっている薬剤師も多いのではないでしょうか。

以前、国際中医師
(最近は医師の名称独占があるので国際中医専門員という名前に代わりました)
の勉強をしていた時には、
あまりいいページがなかったものですが、
最近は充実してきております。

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試験勉強の時にあったらなぁと思わずにはいられません。

まずは、「薬膳情報ネット」というサイト。ここは参考文献が、

~「中薬学」上海科学技術出版社
「中医臨床のための中薬学」神戸中医学研究会編著
性味、帰経は「中薬学」中国高等医薬院校教材~
から引用してある信用度の高いサイト。

生薬の一日量がないのが惜しまれますが(これを書いている時点では)、
おそらく「中国での使用量」である事が気になるか、
医療用エキス製剤より多めの量を
使用したときにおこるかもしれない
有害事象に配慮して、記述していないと思われます。

専門知識なしにで飲むと、
下手をすると反対の事をやってしまっているかもしれません。

症状はあっていても
漢方的に逆の治療であることは往々にしてあります。

運がよければ一時的に良くなることがあるかもしれませんが、
ずっと飲んでると大抵マズイ事がおきます。

例えば、陰虚といわれる「ラジエーターの水不足」で熱がある場合は、
当然陰を補う治療をしますが、
実熱といわれる余計な熱が体にくっついて取れない場合は、
熱を取り去る治療(瀉)をします。
熱があるという症状は同じでも、
補うのと瀉するのは正反対でなので、くれぐれもご注意ください。
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中薬というのは一つ一つの(ちなみに一味、二味と数えます)生薬の性質についての
ことです。ちなみに、方剤学等も充実しているのでいろいろと参考になると思います。

http://www.yakuzenjoho.net/chuyaku/0index.html

次は割と高段者向け。中国語になります↓。
抗癌作用のある生薬がまとまっていて、だいぶ参考になりますが、
日本で流通してない(できない?)ものも含まれています。

ちなみに、中医の医学専門用語まみれのこの文章を、
翻訳機能で日本語にすると使い物にならなくなるのでご注意ください。

http://www.360doc.com/content/12/0910/15/4666759_235366376.shtml

ついでにこれ ↓
本の宣伝ページですが、
有用な生薬が各中医の薬効群ごとになっていて便利です。

http://baike.baidu.com/view/1944122.htm

バイドゥ(百度百科、中国版Wikipediaですね)のページから引っ張っているので信用度も問題ないと思います。

最後に

山内漢方薬局のアドレスは

ryougiinyou@gmail.com

です。